不妊治療に関する専門用語の意味

不妊治療や妊娠する方法に関する専門用語などについて紹介します。

 

 

不妊用語集

 

A〜

 

FSH製剤
卵胞刺激ホルモン(FSH)と同じ成分でつくられた排卵誘発剤

 

 

STD(性感染症)
性行為により人から人へ感染する病気。クラミジア、尖圭コンジローウ、淋病、梅毒、HIV感染症などがある。

 

 

 

 

ア〜

 

エストロゲン剤
卵巣から分泌される卵胞ホルモンを用いた排卵誘発剤。機能性出血や黄体機能不全、更年期障害の治療などに用いられる。

 

 

クラミジア
STD(性感染症)の代表的な疾患。性行為により、クラミジア・トラコマチスという病原微生物に感染。女性が感染すると子宮頸管炎や卵管炎を引き起こすことが多いため、不妊の原因に。

 

 

クロミッド
排卵誘発剤。科学的に合成されたホルモン系以外の内服薬。現在最も使用されている排卵誘発剤。

 

 

ゴナドトロピン
性腺刺激ホルモンのこと。黄体化ホルモン(LH)と卵胞刺激ホルモン(FSH)の二種類ある。

 

 

セキソビド(シクロフェニル)
排卵誘発剤。頸管粘液の分泌を促したり、子宮内膜を厚くする。初期治療で多く使われる。

 

 

チョコレート脳腫
卵巣に子宮内膜に似た組織が発生して、月経と同じような出血を繰り返す。外性子宮内膜症。古い血液が卵巣にたまって肥大。周囲の臓器との癒着を起すことがあり、不妊症や子宮外妊娠の原因にも。

 

 

パーロデル(ブロモクリプチン)
高プロラクチン血症の特効薬

 

 

ピックアップ障害
排卵された卵子が卵管采から卵管内に取り込めない状態のこと。

 

 

フーナーテスト
性交後頸管粘液検査のこと。排卵期に行われる検査。女性の卵管粘液と男性の精子の相性が良いかを確かめることができる。

 

 

プロゲステロン(ゲスターゲン)剤
合成された黄体ホルモン剤。黄体ホルモンは、卵巣から分泌される代表的な女性ホルモン。機能性出血や黄体機能不全などに用いられる。

 

 

ホルモン負荷試験
ホルモン検査で異常があった場合に他のホルモンを人工的に投与して変化を見る検査。排卵機能を調べるLH-RHテスト、乳汁分泌ホルモン(プロラクチン)や甲状腺ホルモンを調べるTRHテストなどがある。

 

 

 

 

 

 

 

あ〜

 

 

黄体
排卵後に卵巣に残された卵胞から形成されるホルモン分泌腺組織。

 

 

黄体化ホルモン(LH)
脳下垂体から分泌されるホルモン。女性の場合、卵胞刺激ホルモン(FSH)といっしょに卵胞と卵子の成熟を刺激し、卵胞ホルモンの放出と排卵を促し、男性の場合、精子の発達を促し、精巣から男性性ホルモンのテストステロンを分泌させる。

 

 

黄体化未破裂卵胞
排卵が起こっていないのに、黄体が形成され(無排卵黄体)、黄体ホルモンが分泌されてしまい、あたかも排卵が起こったかのような変化を起す。

 

 

黄体機能不全
黄体ホルモンの分泌不足や高プロラクチン血症が下人で排卵期になっても子宮内膜が厚くならず、受精卵の着床を妨げる。

 

 

卵黄形成ホルモン放出ホルモン(LHRH)
脳の視床下部から分泌されて、脳下垂体に働きかけて、卵胞刺激ホルモンと黄体形成ホルモンという性腺刺激ホルモン(ゴナドトロピン)を分泌させる。

 

 

黄体ホルモン(プロゲステロン)
黄体から分泌されるホルモン。子宮に働きかけて子宮内膜を厚くさせる。卵胞ホルモンと共に月経周期の開始を促す働きもある。

 

 

奇形精子症
男性の不妊原因の一つ。精液中の正常形態精子が30%に満たない状態。

 

 

基礎体温
からをうごかしていないときの基本的な体温。

 

 

逆行性射精
男性不妊の原因の一つ。射精時に精管から膀胱へ精液が逆行してしまう状態。

 

 

頸管障害
女性不妊の原因の一つ。精子が通過する子宮頚管や頸管粘液に問題があり、精子が通過できなったり、通過しにくい状態をいう。

 

 

頸管粘液不全
女性不妊の原因の一つ。排卵期になっても頸管粘液の分泌量が増えないため、精子が頸管を通過しにくくなっている状態。

 

 

血液型不適合
母子間の血液型のRh因子(+・-)の不適応により流産や早産になることも。

 

 

顕微受精
卵子の細胞質の中に、一つの精子を顕微鏡下に注入する方法。卵細胞質内精子注入法(ICSI)。

 

 

抗精子抗体
抗体とは、体内に侵入してきたある特定の物質を破壊したり、不活性化させる働きをもつ物質のことで、女性の子宮頸管粘液や卵管液が男性の精子に対して抗体をもち、受精が出来ない状態のこと。

 

 

高プロラクチン血症
女性不妊原因のひとつ。妊娠・出産直後に増加するべき乳汁分泌ホルモンが多く分泌されてしまう現象で、そのため、体が妊娠もしていないのに、妊娠した状態と思って、卵胞刺激ホルモンや黄体化ホルモンの分泌を抑え、排卵障害が起こる。

 

 

先天性子宮奇形
生まれつき子宮の形が変わっているため、子宮内膜の状態が整わず、着床障害が起こったり、流産しやすくなったりする。

 

 

子宮鏡検査
子宮筋腫や子宮奇形、子宮内の癒着状態などを調べる検査。

 

 

子宮頸管
子宮の入り口。排卵期に精子の侵入を導く頸管粘液を分泌する。

 

 

子宮頸管無力症
子宮口に力がなく、ゆるんでしまうので、流産しやすくなる。

 

 

子宮腺筋症
子宮内膜症の一種。着床障害を引き起こす要因の一つ。子宮内膜の細胞が子宮の筋層に癒着炎症を起している状態。

 

 

子宮内膜症
着床障害を引き起こす要因の一つで、子宮の内膜が子宮内腔および子宮筋層以外の骨盤内で増殖する病気。

 

 

子宮内膜増殖症
着床障害を引き起こす要因の一つ。古い子宮内膜が剥がれず残り、子宮内膜が厚くなりすぎている状態。放置していると、子宮体がんの誘引にも。

 

 

子宮内膜癒着
クラミジア感染による炎症や過去に受けた中絶手術などが原因で子宮内膜に癒着ができ着床できない状態のこと。

 

 

子宮発育不全症
子宮の形は正常だが、大きさがとおなわないもの。月経異常や不妊になることが多い。

 

 

子宮頸管造影検査
子宮からヨードとよばれる造影剤を入れてX線撮影を行う検査。

 

 

精液検査
採取した精液の状態を調べる検査で、精液の量、精子の数、精子の奇形率、白血球数などが主な検査項目

 

 

精管
精子の通り道となる導管。

 

 

性機能障害
男性不妊の一つ。過労や心理的ストレスが原因で勃起が不十分(勃起障害 ED)であったり、射精できない、性欲がわかないなどの症状がある。

 

 

精子運動率
精液検査で調べる項目の一つ。運動性の悪い精子が全体の50%以上であれば、精子無力症と診断される。

 

 

精子形成障害
男性不妊原因の一つ。精子を作る機能がうまく働かない状態。

 

 

精子抗体検査
男性の血液から精子抗体の有無を調べるもの。

 

 

精子通路障害
男性不妊原因の一つ。先天性精管欠損や外傷、性感染症の後遺症などによって、精子の通り道が悪く、正常に運ばれない状態のこと。

 

 

精子無力症
男性不妊原因の一つ。静止の運動性が悪い状態のこと。

 

 

精巣検査
男性に行われる検査。局所麻酔後、精巣の組織を切除して顕微鏡で調べる。精液検査で異常があった場合に行われる検査。

 

 

多嚢胞性卵巣症候群
女性の不妊原因となる排卵障害の一つ。卵巣の外皮が厚くなりすぎて成熟した卵子がそれを破れず卵胞の外に飛び出すことができない状態。